日. 4月 28th, 2024
屋根の応急処置

「台風で屋根が吹き飛ばされた」、「突然の雨漏りが発生した」など修理業者が家に来てくれるまでの間、どうにかして現状を改善したいという状況は少なからず発生します。
そんなときに適切な応急処置が行えれば、より被害を抑えることができるかもしれません。

最重要な雨漏り箇所の特定

屋根が損傷してしまった際に、まず絶対にするべき応急処置は雨漏り箇所のチェックです。
雨が家の中に溜まってしまうと、水の重量などで更なる被害を生むこともあります。
台風の後など、床や天井に水の跡がないかよく点検してください。
壁から水がしみ出している場合などは、その壁の中に雨漏りしている可能性もあります。
点検口などがある場合は、そこから中を覗いてみるのも有効です。
またこの点検の際は、くれぐれも感電にご注意ください。
対象の部屋のブレーカーを落としてから作業をすると、より安全です。

雨漏りは屋内から対処すること

毎年台風の時期になると、屋根から転落して負傷する人が後を絶ちません。
上にビニールシートをかぶせるなどの一見簡単そうな処置であっても、シートを固定するための土嚢やロープなどの重量がかさみ、ケガを負ってしまうことがあるからです。
屋根が壊れて応急処置が必要な場合でも、屋根の上には登らないようにしましょう。
屋内からの代表的な応急処置としては、バケツなどで雨を受けて捨てる動作があります。
また少量の雨漏りであれば、乾いたタオルやぞうきんなどで吸い取る処置も有効です。

修理業者の前に素早く利用できる応急処置業者

屋根の本格的な修理を行う前の応急処置を行ってくれる業者も存在します。
価格も1~5万円と、屋根修理と比較すると圧倒的に安く、本格的な修理までの時間をしっかりカバーすることができます。
高所作業が可能な準備をした業者による屋根上へのシート張りを行えば、一時的にですが完全に損壊箇所を守ることも可能です。
他にも適切なパテやコーキング剤などを使った補修で、一時的に雨水の通り道をふさいでくれる応急処置などがあります。

最後に

屋根が壊れた際は、とにかく壊れた箇所や雨漏りの及ぶ範囲の特定を最優先にしてください。
迂闊に屋根自体に干渉してしまうと、怪我をする危険性だけでなく被害箇所を広げてしまう危険性も十二分にあります。
また屋内の整備や家具の避難であれば、専門の業者でなくてもできる可能性が非常に高いです。
危険な作業や専門性を必要とする作業は避け、できることを確実に行うのが応急処置の要ではないでしょうか。

By admin