月. 4月 29th, 2024
塗料

業者に頼む際も、仮に自力でDIYを行う際も、屋根塗装を行う際に知っておきたいのが屋根塗料の種類です。
屋根塗料には様々な種類が存在しますが、ある3つの評価軸に則って見ることができます。

価格と耐用年数のバランス

屋根塗料の種類で調べると、まず出てくるのが樹脂の名前です。
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機という五種類です。
これが塗料のどんな評価軸を定めているのかというと、価格と耐用年数です。
左から順に価格と耐用年数が上がっていきます。
アクリルが一番安く、逆に無機が一番高価ですが最も長持ちします。
再安価のアクリルで五年程度、最も高価な無機で35年くらいは持つとされています。
今の家を使う時間や、塗料の塗り直しによって色を変えたい時期などを考えて素材を決めると良いでしょう。

塗料に追加される特殊な効果

屋根塗料には表面の保護意外にも、特殊な効果を持たせている種類があります。
遮熱塗料、断熱塗料と光触媒塗料がそれにあたります。
遮熱塗料と断熱塗料はどちらも温度に関する塗料です。
遮熱は、太陽光をより多く反射することで暑さを強く軽減します。
断熱塗料は熱を通しにくいため、暑さにも寒さにも一定の効果を持ちます。
光触媒塗料は、太陽光により化学反応を起こして表面をきれいな状態で保つため、美観的な効果が高いです。
どの効果も人気の塗料ですが、家の壁に断熱材が含まれている場合が多い点や、屋根の上はあまり見ることのない部分であることなどから、遮熱塗料がより人気の高い塗料となっています。

美観にも耐用年数にも影響するツヤありが重要

屋根塗料に関わらず数多くの塗料でツヤありとツヤなしが存在しますが、屋根塗料に関しては間違いなくツヤあり塗料を選んだ方が良いでしょう。
ツヤなし塗料は原則的に表面がややザラザラしており、風や雨の影響を受けやすいです。
そのため環境による変化から、塗料の耐用年数よりも早く劣化してしまうことがあります。
また表面に汚れを溜めやすいため、見た目もあまり良い状態にはなりません。
ツヤに関しては余程のこだわりがない限り、ツヤあり塗料を選ぶことをおすすめします。

最後に

屋根は家を維持するのに最も重要な部分の一つです。
その強度を確保するにあたり、塗料の塗り直しは極めて重要な選択となってきます。
家の安全を保ちたい、少しでも家を長持ちさせたいのであれば、塗料選びはより強度を優先することをおすすめします。
しかし、どんなに最良の塗料であっても、環境によっては劣化速度が変化してしまいます。
塗り直しが検討できる範囲での最良の塗料をお選びください。

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